2017-10

塩素消毒の濃度(ppm と mg/L)

 ノロウイルス対策の広報を出すというので、日南市役所から消毒薬の濃度について問い合わせがありました。
 無難なところで内閣府の食品安全委員会のホームページを紹介しておきました。

 でも、ホームページには次亜塩素酸ナトリウムの濃度が全部 ppm 単位で書いてあります。というわけで、ちょっと説明。

 ppm は parts per million の略です。million は 100万のこと。よって、ppm は全体を100万ppmとして表わしています。よく耳にする百分率(パーセンテージ)では全体を 100%で表わしています。

 ということで、
100% = 100万ppm
 1% = 1万ppm(1% = 10,000ppm)となります。

 次亜塩素酸化合物の濃度を表す単位として、もうひとつ mg/Lがあります。mg/L は分子がmgで重さ、分母がLで容積です。
 実は 1ppm = 1 mg/L で同じなのです。

 ppm は百分率と同様に割合を示しているので、液体の薬品を水でどれくらいの割合で薄めているかを表す時などに使われます。
 一方の mg/L は、重さがある固形物を水溶液にする濃度として使われます。

 『遊泳用プールの遊離残留塩素濃度は、0.4mg/L以上で1.0mg/L以下であることが望ましい』と、厚労省の局長通知が出されています。
 通知では mg/L が単位として使われています。すなわち、プールの塩素消毒剤はさらし粉(次亜塩素酸カルシウム)など固形物の利用を前提としていることが分かります。

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