2017-08

免疫グロブリン IgGのサブクラス

 免疫グロブリンには IgG, IgA, IgM, IgD, IgE がありますが、胎盤を通過できる免疫グロブリンは IgGのみです。

 IgGは4つのサブクラスに分けられ、IgG1, IgG2, IgG3, IgG4 に分けられます。

 IgG1はIgG全体の65%くらい、IgG2は25%くらい、IgG3とIgG4はそれぞれ5%ほどです。

 抗原のタイプによって反応するIgGサブクラスが異なります。
IgG1とIgG3はタンパク抗原に反応しやすく、
IgG2は多糖抗原に反応しやすく、
IgG4はアレルゲンに反応しやすいです。

つまり、IgG1とIgG3はウイルス感染症に、IgG2は細菌感染症に関連が深い免疫グロブリンです。

 IgG1やIgG3の濃度をあげられれば、効果的なウイルス感染症の治療が可能かもしれないと考えたことがあるのですが・・・ウイルス感染の免疫系は複雑で、抗体だけを用いた感染予防実験はうまくいきませんでした。

 IgG1とIgG3は胎盤を通過しやすい(能動輸送される)免疫グロブリンです。機会があったら、先天性感染を視野において再度研究してみたいと考えています。

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