2017-06

微生物の大きさ

 微生物学が対象とする生物は、細菌、真菌、原虫、ウイルスです(最近はプリオンも入ってきてますが・・)。

 その昔、医学生だった頃に『微生物は肉眼で観察できないほど小さな生物』だと習いました。微生物の微は100万分の1の意味です。

 では実際にどれくらいの大きさだと肉眼で観察が難しくなるのか。赤血球は直径8μmです。出血した時に、『何個の赤血球が出て行った!』と肉眼で数えることはできませんよね。

 シャープペンシル(普通芯の太さ0.5mm) をペン先側から見て、芯を10等分してみてください。10等分はかなり難しいと感じるでしょう。
 そうです。シャープペンシルの芯の太さの1/10の0.05mm、すなわち50μmが肉眼で観察できる大きさの限界です。

シャープペンシル

 微生物に含まれる細菌、真菌、原虫、ウイルスは肉眼で観察できない生物。その大きさは50μm未満、つまりシャープペンシルの芯の太さの1/10未満だと考えれば、微生物の大きさが想像しやすいです。

# カビやキノコは真菌の仲間です。『微生物といいつつ真菌(カビ、キノコ)は肉眼で見えるじゃないか!』と疑問を感じられるかもしれません。
 真菌の酵母は肉眼で観察できません。しかし、カビやキノコの形態の基本構造である菌糸は多核細胞体となっています。後日、真菌の多核細胞体構造についても記載したいと思います。

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