2017-08

先天性風疹症候群の診断で

 当研究所宛に風疹ウイルス核酸検査の依頼が増えてきました。

  風疹で問題になるのは先天性感染症(TORCH 症候群)なのですが、商用検査メーカーは胎児検体での診断を行っていません。

 全国の2次相談窓口の産科・周産期センターからなら国立感染症研究所において、風疹核酸診断が実施できているようですが、それ以外の施設からの検査依頼は難しいようです。(検査数が多いと検査精度が落ちるのを懸念してのことだと思われます)。
  現在、産婦人科学会/国立感染症研究所から公表されている風疹2次相談医療施設は全国で15施設しかありません。

  2004年に風疹が流行した後も、先天性風疹症候群に関して医療・検査施設の整備が遅れていたのが、胎児診断を困難にしている原因のひとつかと思います。

 でも、先天性感染症の診断を希望する妊婦さんや医療施設はたくさんあります。妊婦さんがわざわざ二次相談窓口の病院まで診察に行くのも大変なことです。

 今後、倫理的配慮を考慮の上で一次・二次医療機関の見直しを行って、相談施設の整備を急いだ方がいいでしょう。

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