2017-10

抗体のアビディティー(Avidity)(1)

 免疫を獲得するとBリンパ球が抗体を産生し、抗原と結合するようになります。この抗原と抗体の結合は、抗原上のエピトープと抗体上のパラトープとの間で可逆的な結合が起っています。結合にはさまざまな分子間引力が関わっています。主なものは疎水結合、ファンデルワールス力、静電気力、水素結合です。
 (ファンデルワールス力は原子・分子間の凝集力の総称のことです)

抗原ー抗体分子間引力
↑ 免疫学イラストレイテッド(南江堂)より

 一価のエピトープと一価のパラトープとの結合力はアフィニティー(Affinity)と呼びます。抗体の代表格であるIgG抗体はY型をしており、通常は2カ所(二価)のパラトープ(Fabの部位)で結合します。

抗体のFab

 すべての抗体分画は2価以上のパラトープを持っており、抗体全体として、アフィニティーよりもはるかに大きい力で、多価のエピトープを持つ抗原と結合しています。
 このような抗原と抗体との結合力の総和をアビディティーと言います。

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