2017-08

潜伏感染と潜伏期の違い

 潜伏感染とはウイルス性持続感染の一種です。
 体内にウイルス核酸は存続している状態ですが、抗原やウイルス粒子は検出できず、感染症として発症することもありません。

 一方、潜伏期は病原体が感染してから、症状が出るまでの期間のことです。
病原体やヒトの生体防御能によって潜伏期は異なります。

インフルエンザ - 1〜3日
水痘(みずぼうそう)- 10~21日
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)- 12〜25日
麻疹(はしか)- 10~12日
風疹(三日はしか) - 14~21日
結核 - 4〜8週間
腸チフス - 1〜3週間
エイズ - 数年〜数十年

 エイズは human immunodeficiency virus (HIV) に感染してから数年〜数十年で発症します。HIV脳症という神経疾患もあり、遅発性感染症のひとつともいえるでしょう。
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一連の感染の話は、素人の私でも、とても分かり易く、勉強になりました。多くの妊婦さんから、他人からCMVを感染させられる危険がある状態について、不安の声が多く挙がっていますので、その場合は、先生のこのブログを紹介したいと思います。

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