2017-08

急性感染、慢性感染

 感染の経過の記事で、感染を時間経過での分類を示しました。

 急性感染は別名一過性感染といい、時間経過後に感染微生物が検出されなくなるものです。決して、発症が急激に起る感染のことではありません。
 例として、インフルエンザウイルスが挙げられます。

急性感染


 一方、長期に渡り感染微生物が常に検出されるものは、慢性感染と言ってます。
 例として、正常細菌叢の細菌(腸内細菌)や腸チフス菌、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスが慢性感染する場合があります。

慢性感染

 ただし、微生物がどれくらい長期間検出されれば慢性感染というかの明確な指針はありません。(慢性肝炎では臨床的・病理的に6ヶ月以上肝機能異常が続く場合状態を言います。)

 感染者に症状がなく慢性感染の状態となっている場合には、他のヒトに感染させる可能性があります。このような慢性感染状態のヒトを無症候性キャリアといい、感染対策として重要になります。

 とはいえ、ヒトは無菌動物ではありません。健康であったとしても、私を含め全員が何らかの病原体のキャリアなのです。
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