2017-06

ウイルスと動物の多様性

 前項でヒトサイトメガロウイルス(HCMV)がヒトに対する病原性等を研究するのに、マウスサイトメガロウイルス(MCMV)とマウスの感染系をモデル実験系として扱うことを書きました。

 確かにヒトとマウスは哺乳類の分類系統で近く、感染実験において系統が近い動物を研究に用いる事は意味があることかもしれません。

 イルカ(クジラ)の病気の研究では、実験に同じ鯨偶蹄目であるブタを用いるようです(獣医学科の先生より)。

 インフルエンザウイルスはもともとアヒル・カモなど野鳥(野禽)のウイルスです、それがニワトリなどの家禽、ブタなどの家畜を介してヒトの世界に広がりました。インフルエンザウイルスのように大きく感染動物種を変えたものもいます。

 ウイルスには自然宿主(本来感染する生物)がいます。ウイルスが自然宿主から種の壁を超えるのは一見大変のようです。ただ、遺伝子変異はある確率で起っています。偶然性をもって種の壁を越える遺伝子変異が成立するようです。そのウイルス変異はひょっとしたら動物種の多様性にも関与しているのかもしれません。

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