2017-11

心理的反発

サイトメガロウイルスの研究内容を、臓器移植から先天性感染症にシフトした時から感じていることです。

臓器移植後の感染症では、発症早期に迅速診断を行うほど救命率が高くなります。

先天性感染症でもそれは同じ。『出生前に感染が分かれば、出生後直ぐの対応ができる、先天感染症児の救命率の向上に役立つはず。』と考えていました。

でも、現実は全く逆でした。
もちろん、妊婦さんに研究検査のインフォームドコンセントを行い、検査実施の承諾を得ていました。
でも、先天性感染の研究目的の検査を実施しただけ、結果的に人口流産が増えました。特に胎児が発症しているか定かではない状況下での中絶が増えて行きました。

ある法律家が『胎児にはまだ人権がない。胎児自身には自らの命を選ぶ権利はない。親だけが胎児の命の選択権を持っているんです。』と言ってきました。

そうは言われても、納得できません。
法律は人に適応させるもの。では、人以外の生物は、人権みたいな権利は考慮しなくても良いの?
ヒトを含んだ全ての生物の営みが根本にあって、それは社会構築や法律遵守以上に大事なんじゃないの?!

こんな反社会的、反法規的な考えのまま、今だに先天性感染症の研究を続けています。
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