2014-03

原因と結果

 最近、残念ながら先天性風しん症候群の報告が相次いでいます。このことが影響してか、行政の告知版やブログ等に先天性感染症の記事を見かけるようになりました。

 記事を読んでいて、違和感を感じる時があります。他の方はどうかわかりませんが、私は強く感じてしまうのです。

 それは病原体の種類の欄に疾患名が書いてあること。
麻しん、風しん、水痘は疾患名であって、麻しんウイルス、風しんウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルスが病原体名です。ネット記事において、これら病原体名と疾患名が混在しているものを良く見かけます。


 他にも、病原体名 <-------> 疾患名の関係でしばしば混在されて記載されているものに・・・

ムンプスウイルス(または流行性耳下腺炎ウイルス) <-------> おたふくかぜ、流行性耳下腺炎
パルボウイルスB19 <-------> 伝染性紅斑(リンゴ病)
梅毒トレポネーマ <-------> 梅毒
 などなど

 私が『病原体名 と疾患名の混在』に強く違和感を感じる理由はこうでしょう。
 すなわち、病原体は原因であり、疾患は結果だからです。原因を挙げる欄に、結果が列記されていることに対して、私の思考は拒否反応を起こしているものと思われます。

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